北海道頭痛セミナー創会のご挨拶
昨年まで17年間継続して参りました北海道頭痛勉強会は、昨今の医療業界の事情、取り分け製薬企業からの支援が得られなくなった事で、既存の形式での会を継続することは困難となり、残念ながら昨年を持って閉会となりました。
当初の目的であった北海道における頭痛医療の水準を高めるということにつきましては、微力ながら貢献できたのではないかと考えておりますが、まだまだ目的を達成したとは言えない状況です。
特に北海道と東京・大阪など大都市圏との頭痛医療格差は、依然として埋まっておりませんので、何らかの形で北海道における頭痛医療のスキルアップと情報交換の場を設けたいと考えた次第です。
そこで昨年のHMSJのメンバーが核となり、この度北海道頭痛セミナー準備委員会を結成し、現在夏のセミナー開催を目指し準備中です。
北海道頭痛セミナーは、特定の医療関係企業との利害相反を生ずることなく、日本頭痛学会のバックアップを得て、北海道とその近隣地域での頭痛医療の普及、医療者間の連携と最新頭痛医療情報発信のための会を目指して、年1回の集会を行います。
本年度は「北海道頭痛セミナー2019」と銘打ち、中村記念病院講堂において2019年7月20日(土)に開催する予定でおります。
また集会のみならず、会のホームページを活用し、参加者および頭痛医療に関心をもつ医療者間の情報交換も活発に行っていきたいと思っております。
これまでの頭痛勉強会の運営を通じて培った頭痛医療研修のノウハウを生かし、これまで以上に有意義な会となることを確信しております。
つきましては、本会の運営はご参加頂く皆様の参加費と、抄録集などの広告収入のみで行われますので、是非皆様方のご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
(本会は日本頭痛学会専門医更新単位取得学会として認められております。)
2019年3月
北海道頭痛セミナー準備委員会
代表世話人 北見 公一